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2018年9月12日(水)

米朝首脳再会談へ調整

正恩氏が書簡 米高官「年内にも可能」

 【ワシントン=池田晋】サンダース米大統領報道官は10日の記者会見で、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から2度目の首脳会談を要請する書簡を受け取ったと明らかにし、「すでに調整のプロセスにある」と述べました。両首脳の再会談が決まれば、6月12日のシンガポール会談以来となります。

 トランプ氏は8月、非核化に向けた十分な進展が期待できないとしてポンペオ国務長官の訪朝を中止しており、事態の打開に向け米朝が動き始めたとみられます。

 サンダース報道官は、書簡の主な内容は再会談を要請し、日程調整を意図したものだとし、「非常に温かく、前向きな書簡だった」と紹介。金委員長は書簡内で「朝鮮半島の非核化に集中するとの約束」に改めて言及しているといい、サンダース氏は、書簡は「米朝関係前進のさらなる証拠だ」と前向きな見方を強調しました。

 また、サンダース氏は、北朝鮮が9日に実施した建国70年の軍事パレードについても、核兵器に焦点を当てたものではなく、「善意の表れ」と歓迎しました。

 ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は同日、米朝首脳の再会談について「年内開催は可能」とワシントン市内で記者団に説明。ただ、金委員長が9月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に出席するとは思わないとも付け加えました。


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