2018年9月16日(日)
核禁条約発効早く
署名開始1周年で集会
原爆ドーム前
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広島県原水協と県被団協(佐久間邦彦理事長)は15日、広島市の原爆ドーム前で「核兵器禁止条約署名開始1周年」の集会を開きました。小雨が降る中、約70人が参加し、「核兵器禁止条約の早期発効を!」と書いた紙をいっせいに高く掲げ、アピールしました。
日本共産党の大平喜信前衆院議員と中原ひろみ、近松さと子両市議も駆け付けました。
冒頭、原爆や西日本豪雨災害などの犠牲者へ黙とう。県原水協の高橋信雄代表理事が「核兵器廃絶は被爆者と全世界の人々の共通の願いです。核保有国や、唯一の戦争被爆国である日本政府の、条約に背を向ける理不尽な態度を撤回させるためにも、条約の早期発効と核兵器が廃絶されるまで運動を粘り強く進めていこう」とあいさつしました。
リレートークでは、新日本婦人の会県本部の森眞理子会長や、民青同盟県委員会の弘中孝江県委員長が取り組みを紹介。広島の青年としてアピール文を読んだ女性(22)は「被爆者の願いを、私たちの世代が共有し、引き継ぐことは務めだと思う。被爆者の方が元気な間に核兵器のない世界を見せてあげたい」と語りました。
集会後の行動で「ヒバクシャ国際署名」が国内外から106人分寄せられました。