2018年9月24日(月)
戦争目的の研究 従わないために
平和へ力尽くそう
プラカードでアピール
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22日、日本学術会議のフォーラムに先立ち、同会議前では研究者や市民でつくる軍学共同反対連絡会が「大学・研究機関は日本学術会議声明を尊重しよう」などと訴えるプラカードを掲げ、宣伝行動を行いました。
マイクをとった赤井純治新潟大学名誉教授は、防衛省の資金を受けていた北海道大学が助成の継続を辞退するなど学術会議声明の影響が広がりつつあると述べる一方、今年度の防衛省の助成制度に応募し採択された大分大学、岡山大学、桐蔭横浜大学には「反省してもらいたい」と抗議しました。
赤井氏は、同省は武器開発という明確な目的に沿った基礎研究を公募しており、秘密をもつことが不可避の軍事研究が大学内で行われるなら、研究の自由と大学の自治は壊されると指摘。学生が軍事研究に加担させられる危険性を強調し、「若者に軍事研究の問題を広めていくことが重要だ」とのべ、「学術会議声明をさらに広げ、学術・科学が平和のために尽くす体制を維持し、平和の世論を広げていこう」と訴えました。