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2018年9月29日(土)

「日本は大量の武器買うことに」

貿易協定 トランプ氏が成果誇示

 【ニューヨーク=池田晋】トランプ米大統領は27日、国連総会への出席を終え、ホワイトハウスに戻りました。一連の首脳外交の締めくくりとなった26日の記者会見は80分以上に及び、最初に言及したのは日本との2国間貿易協定の交渉開始。「日本は膨大な量の軍事装備品を買うことになる」とも述べ、外交成果として誇りました。

 トランプ氏は会見冒頭、日本が長年嫌がってきた貿易協定交渉に今回の安倍晋三首相との会談を経てようやくやる気になったと語り、「とても良い取引になると確信している」と強調しました。

 また、日本に対して「私のために尽くさなければいけない。われわれはこんな巨大な貿易赤字はいらない。もっと(米国製品を)買わなければいけない」と迫ったことを暴露。トランプ氏によると、その結果、日本が大量の米国製武器を買うことになったといいます。

 さらにトランプ氏は、日本に対し「米国は日本を防衛している。日本はとても裕福な国で、何百万という車を対米輸出し、大もうけしている。われわれはとてつもない対日貿易赤字だ」と米軍駐留を引き合いにだしながら、もっと金を払うよう求めたとも説明しました。

 トランプ氏が紹介した貿易赤字をめぐる対日要求がどの場面で出されたものかは不明。会見前に行われた、26日の日米首脳会談の場で出された可能性もあります。


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