2018年9月30日(日)
10%増税 三たび阻止へ
消費税なくす全国の会総会
安倍政権が「骨太方針2018」で来年10月からの消費税10%増税を明記したもとで、10%増税の阻止などを掲げて運動する消費税をなくす全国の会は29日、東京都内で第29回総会を開きました。「不退転の決意で三たび阻止し、減税・廃止に踏み出す」運動をつくりだそうと意思統一。消費税廃止各界連絡会と協力し、11月24日からの1カ月間、「消費税怒りの30年! 一斉行動」に取り組むことを確認しました。
木口力事務局長は、消費税導入30年で、国民が負担した消費税は約350兆円、国民1人あたり275万円にのぼると指摘し、貧困と格差がいっそう広がっていると批判。「消費税10%を2度延期させてきたことを確信に、消費税増税中止・廃止の確かな力である『会』を網の目のように広げよう」と呼びかけました。
全国の参加者らが発言。「消費税を8%に引き上げたときから3年連続で赤字になった病院がある」(富山)、「商店街で対話すると、“文房具店には消費税は痛手”などの声が聞かれた。商店街を元気にするためにも消費税10%は何としても止めたい」(埼玉)など消費税増税の負担にあえぐ実態が報告されました。消費税廃止をめざし、参院選、地方選で力関係を変えたいとの発言が続きました。
消費税廃止各界連絡会を代表して全国保険医団体連合会の工藤光輝事務局次長が連帯あいさつ。日本共産党の梅村さえこ前衆院議員・参院比例予定候補が参加し、発言しました。
総会は、「くらし・営業悪化の消費税10%、9条改憲をみんなの力で阻止しましょう」とする「国民のみなさんへのよびかけ」を採択。木口氏が事務局長に再任されました。