2018年10月13日(土)
農業被害の支援要望
台風24号 党千葉県委が政府に
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日本共産党千葉県委員会は12日、台風24号による深刻な農業被害に対する緊急支援の要望書を吉川貴盛農水相に提出しました。しいばかずゆき参院比例予定候補、浅野ふみ子参院選挙区予定候補、斉藤和子前衆院議員、岡田幸子県議らが出席。畑野君枝衆院議員が同席しました。
千葉県では、キャベツ、ダイコンなど農作物の塩害や、ビニールハウスなど農業施設等への被害が総額約17億1000万円(2日時点)に上り、今後も拡大が予想されています。
要望では、基幹産業の農業が危機的事態にあることや野菜の価格高騰の懸念を指摘。▽被害の実態調査▽ハウス等の農業施設被害に経営体育成支援事業を発動▽塩害により作物を植え替えた農家に財政的直接支援―などを求めました。
銚子、八千代、富里各市の党市議が被害状況を報告。野菜の葉がしおれ、苗床が流された写真を示しながら「農家が『自然相手の、ばくち打ちのようだ』と述べていた。国民の食・いのちに関わる仕事をしている人にそのような思いをさせているのは心苦しい」と訴えました。
応対した農水省の担当者は「千葉県は首都圏の一大産地で大切なところ」との認識を示しながら、全国の被害状況を把握した後で具体的な支援策を考えたいと回答しました。
浅野氏は、農家が農業を続けられるよう、従来の枠にとらわれない支援を求めました。