2018年10月27日(土)
板門店 42年ぶり非武装化
韓国・北朝鮮・国連軍 共同検証も開始
韓国国防省は、南北の軍事当局と国連軍司令部の3者が25日までに、板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化に向け、すべての武器や弾薬などの撤収を完了したと発表しました。JSAの非武装化は1976年に北朝鮮軍の兵士が米軍将校2人を殺害した事件以来、42年ぶり。
3者は26日から非武装化措置の履行結果を点検するためJSA内の南北すべての歩哨所と施設を対象に共同で検証を開始しました。
国防省によると、今後は南北それぞれ35人ほどの人員が、武器を持たずに警備を行います。JSAの非武装化は、軍事的な緊張緩和を目的として9月に締結した「軍事分野合意書」に含まれており、3者は、正常に履行されるよう共同の努力を持続し、集中していくと表明しました。
韓国メディアは、早ければ来月にも、JSA内で観光客などが自由に南北を行き来できるようになると伝えました。