2018年10月28日(日)
平和・暮らし守る!
働く女性は黙らない 広島で集会
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9条改憲阻止や人間らしい働き方の実現をめざす「はたらく女性の中央集会」が27日、広島市内で始まりました。全労連女性部などでつくる実行委員会の主催で、労働者や農業者、業者婦人ら650人が参加。雇用や暮らし、平和を守ろうと交流しました。
主催者あいさつした実行委員長の長尾ゆり全労連副議長は、働き方改悪の強行や9条改憲の暴走、消費税増税などの悪政に「もう黙ってはいられないと怒りをもって集まった」と強調。「3000万人署名」や野党共闘の力が改憲戦略を遅らせ、「オール沖縄」の勝利が私たちを励ましていると述べ、「女性も男性もいきいき働き続けられる社会に変えよう。働く女性の共同で未来を開こう」と呼びかけました。
米国生まれで市内在住の詩人、アーサー・ビナードさんが記念講演。「被爆地ヒロシマから」の企画として、被爆ピアノの演奏と被爆証言が行われました。15歳で被爆した切明千枝子さん(広島市原爆被害者の会理事)は、「戦争は恐怖を通り越して、地獄の方がまし。今の空気は戦前と同じで怖い。平和を守る努力をしよう」と訴えました。
日本郵便や旧社会保険庁などの大企業や国を相手にたたかう争議団など7団体が登壇し、「解雇撤回、職場復帰までたたかう」「非正規雇用の格差是正を」などと訴えました。
集会後に市内をパレードしました。