2018年10月28日(日)
米軍機 上空飛ぶな
9大学長ら日米政府に要請
沖縄
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沖縄県内の大学など高等教育機関の代表らが26日、県庁で記者会見し、教育機関の敷地・周辺上空の米軍機の飛行中止を求める要請文を日米両政府に送付したことを発表しました。大学の学長らは米軍機の騒音などで「教育研究活動や学生生活に支障をきたしている」と訴えました。
同様の要請は5年前から年に1回以上、継続。要請に名を連ねるのは、琉球大学、名桜大学、県立芸術大学、県立看護大学、沖縄工業高等専門学校、沖縄キリスト教学院大学・短期大学、沖縄国際大学、沖縄大学、沖縄女子短期大学の学長・校長です。
要請文では、同県宜野湾市の普天間基地所属のオスプレイの2016年度の離着陸回数が、前年度より352回増加し、事故・トラブルも繰り返されていることを指摘。「県民に与える恐怖感と不信感は日増しに強まるばかり」としています。
「沖縄県内の高等教育機関の代表として、学生や教職員の教育研究における環境を安全・平穏に維持する義務」があると要請文は強調し、飛行中止の速やかな措置をとることを求めています。23日までに安倍晋三首相やトランプ米大統領、日米両政府の外務・防衛などの責任者あてに発送しました。