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2018年11月14日(水)

外国人労働者受け入れ拡大

低単価の構造にメスを

藤野議員

 日本共産党の藤野保史議員は13日の衆院法務委員会で、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改定案について、「低単価、低工賃の構造にメスをいれないまま、『人手が足りないから外国人で補う』というやり方では、問題を深刻化させるだけだ」と批判しました。

 藤野氏は、政府が「人手不足」として外国人受け入れを検討している業種は、重層下請による構造的な低賃金や労働条件の劣悪さが指摘された分野ばかりだと指摘。経済産業省が昨年行った縫製業の実態調査でも、「最低賃金が引き上げられたが、それに見合う工賃の引き上げは行われなかった」という回答が全体の78・8%を占めていることを示し、末端下請けにしわ寄せがいく構造そのものを是正するよう求めました。

 山下貴司法相は「国内人材の確保や生産性向上の取り組みについて、業種所管官庁との協議、関係閣僚会議で見ていく」としか答えませんでした。


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