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2018年11月18日(日)

「女性差別は明白」

東京医大の入試 畑野議員が追及

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(写真)質問する畑野君枝議員=16日、衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は16日の衆院文部科学委員会で、文部科学省の私立大支援事業をめぐる入試不正で文科省の局長が逮捕された事件に端を発して明らかになった東京医科大の女子受験生らに対する入試差別について取り上げ、「女性差別は許さないという文科省の姿勢が重要だ」と強調しました。

 畑野氏は、柴山昌彦文科相が14日の同委で「女性の差別を合理的な理由なく行うことは許されない」と答弁したことについて、「女性に対する差別は、合理的理由があろうがなかろうがあってはならないことだ」と批判しました。

 その上で、日本学術会議が「許されざる差別的な不公正処遇にあたる」との幹事会声明を出していることや、日本の女性医師の割合が2割とOECD(経済協力開発機構)諸国の中で最下位で、経済産業研究所の山口一男客員研究員も「募集要項に記して許される問題ではない」「この現状で医大や医学部が女性入学を制限したり排除したりする正当な理由など全くない」と述べていることをあげ、東京医大の入試差別が「女性差別に当たることは明白だ」と指摘しました。

 畑野氏が、「全国医学部長病院長会議」の小委員会が女性であることを理由に女子を不利とする扱いをしないなどの規範をまとめたとの報道も紹介して、大臣の認識をただすと、柴山文科相は「女性差別で、不適切な取り扱いで、許されることはない」と答弁。畑野氏は「しっかり対応してもらいたい」と強調しました。


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