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2018年11月23日(金)

水増し違法性認めよ

倉林氏 障害者雇用偽装が実態

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(写真)質問する倉林明子議員=20日、参院厚生労働委

 日本共産党の倉林明子議員は20日の参院厚生労働委員会で、障害者雇用率水増しは「政府全体で障害者雇用数を偽装していたのが実態だ」として、根本匠厚労相自身の処分も含む対応を求めました。

 倉林氏は、虚偽報告を続け、義務付けられた障害者雇用率を大きく下回っていたのに採用計画を立ててこなかったとして、「明らかに文書偽造も含めて違法状態だ」「障害者に対する差別に値し、政府による障害者排除だったと認めるべきだ」と迫りました。

 「深く反省」とは述べながら、「不適切計上」にすぎず、虚偽報告・違法だとは認めない根本氏に倉林氏は「それでは、国民や障害者、企業からの信頼は回復しない」と批判し、法令違反の責任を認め関係者を処分するよう求めました、

 また、障害者雇用促進法が定める「差別禁止」と「合理的配慮」が国家公務員は適用除外とされ、施設整備や介助者などの支援制度も利用できないと指摘。「障害者雇用の在り方をしっかり総括し、公務にも障害者雇用に『差別禁止』『合理的配慮』の法的根拠を整備すべきだ」と主張しました。

 倉林氏は、水増し問題の集中審議と独立した第三者委員会での当事者も入れた検証の継続を求めました。


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