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2018年11月24日(土)

収支報告 訂正だらけ

片山地方創生担当相 ずさんカネ管理

 就任早々、国税当局への口利き疑惑が飛び出した自民党の片山さつき地方創生担当相。自身が代表を務める自民党支部や資金管理団体の政治資金収支報告書の内容を短期間で3回も訂正していました。ずさんなカネ管理に、大臣の資格と安倍晋三首相の任命責任がいっそう問われます。


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(写真)訂正印が3回も押されている自民党東京都参議院比例区第25支部の2016年分収支報告書(一部加工しています)

 片山氏が訂正した収支報告書は、公表されている2014~16年の3年分。最初の訂正は10月31日付で、みずからが代表者である自民党東京都参議院比例区第25支部の16年分の収入に記載漏れがあったとして計278万円を追加しました。16年は参院選で片山氏が再選された年。追加分は主に業界団体や企業からの献金です。資金管理団体「山桜会」の収支報告書には全国宅建政治連盟からの寄付50万円を追加しました。

 2回目の訂正は、最初の訂正からわずか2日後の11月2日付。16年に西川公也元農水相が代表者の資金管理団体「幸湖会」からの寄付10万円が記載されていなかっただけでなく、14年にも自民党埼玉県支部連合会から10万円の寄付が未記載だったと訂正しました。

 片山氏は相次ぐ記載漏れについて「秘書が交代し引き継ぎにミスがあった」(6日の記者会見)と弁明。訂正の届け出が遅いことについて「こちらが領収書を保管しておらず、先方の保管で確認できれば」(9日の会見)とのべ、ずさんな資金管理を認めています。

 3回目の訂正は13日付。既に明らかになった分を含めた訂正は計47件で、収入の記載漏れは34件、計450万円と多額にのぼりました。支出の記載漏れは6件、計90万3000円で、日付の訂正が7件ありました。


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