2018年11月29日(木)
国会 悪法製造機にするな
入管法の衆院通過に抗議
国会前行動
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外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改定案の衆院採決・参院審議強行に抗議し、「徹底審議のうえ廃案にせよ」と訴える定例国会行動が28日昼、衆院第2議員会館前で行われました。
前日の27日、自民、公明、維新の3党が同改定案をわずかな審議で衆院法務委員会と同本会議で採決を強行。「あんなの採決じゃない!」と書いたプラカードなどを持った250人を超える人々が抗議の声をあげました。
主催者あいさつした全労連の小田川義和議長は、「現代の奴隷制」と称される外国人技能実習生や学業そっちのけで安上がりの労働力として酷使される「名ばかり留学生」の実態を放置したまま、国会を悪法の「成立マシン」にする安倍政権を批判。「安倍政治を一日も早く終わらせよう」とよびかけました。
東京土建一般労働組合の上原誠常任中央執行委員は、建設業に若者が参入せず、高齢化が急速にすすみ人手不足が深刻になっているとのべ、「日本人の賃金・処遇の抜本的改善こそ必要。外国人労働者を受け入れるのであれば、少なくとも生活が成り立つようにすべきだ」と訴えました。
日本共産党の仁比聡平参院議員が国会情勢を報告しました。
行動を主催したのは、国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会の3団体です。