2018年12月7日(金)
核兵器廃絶へ一緒に頑張りましょう
サーロー節子さん会見
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カナダ・トロントに在住する広島の被爆者、サーロー節子さんは6日、東京都内で会見し、「禁止条約発効・核兵器廃絶に向けて、一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
節子さんは5、6日の両日、自民党の岸田文雄政調会長、辻清人外務大臣政務官、原田義昭環境大臣、西村康稔内閣官房副長官と面会し、被爆国として核兵器禁止条約に参加するようそれぞれ要請しました。
節子さんは、アメリカに追従し、「核抑止論」にしがみついている日本政府の姿勢を批判。「被爆者が体験したことを意図的に理解しながら『核抑止論』にしがみついている」と述べました。
禁止条約発効には50カ国の署名・批准が必要だと述べ、唯一の被爆国日本が、その一つとなるように、行動することを呼びかけました。
「一人ひとりの国民が、日本政府に対し、禁止条約に署名・批准するようにプレッシャーをかけましょう。今回たくさんの方から頑張ってと声をかけられました。私ひとりが頑張るのではなく、一緒に頑張りましょう、と伝えたい」と語りました。