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2018年12月16日(日)

辺野古土砂投入継続に抗議続く

あきらめ狙う国に負けない

沖縄

 防衛省沖縄防衛局は14日に続き、15日も名護市辺野古の米軍新基地建設に向けた埋め立て土砂の投入を継続しました。海上では抗議船やカヌーが抗議を続けました。


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(写真)砂ぼこりをあげながら台船に移される土砂=15日、沖縄県名護市の大浦湾

 同日午前9時前から台船に残っていた埋め立て土砂の搬入が開始されました。ダンプが台船に進入して土砂を積み込み、最初に埋め立てが予定されている海域に土砂を次々と投入していきました。

 さらに午後には、土砂を積んで大浦湾に待機していた2隻の運搬船のうち、1隻が台船と並び、積んでいた土砂の移し替えを完了しました。

 この運搬船が積む土砂は、県赤土等流出防止条例に違反すると指摘されていたものです。沖縄防衛局は琉球セメントの安和桟橋を使って2隻目の運搬船に土砂を積んでいる時に、条例上の届け出がなされていないことを指摘されて作業を中断。しかしすぐ県の指摘をかいくぐるように別の土砂をトラックで直接、別の2隻に積み込む暴挙に出ました。

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(写真)「N3」護岸付近で土砂を降ろすトラックと護岸内で土砂をならすブルドーザー=15日、沖縄県名護市

 県はこれらの土砂について、必要な検査を経ていないとする行政指導を出しています。防衛局が「違法な土砂ではない」と強弁して投入を強行するのか動向が注目されています。

 抗議船船長の西川正夫さん(66)は「国が無法の上に無法を重ねるとは、あきれかえるばかり。埋め立てという既成事実をつくって県民・国民をあきらめさせる、なんでも強行しかこの政権はできないのか」と批判。「来年は参院選があり、辺野古問題を前に進めるためにも野党共闘が重要だ」と語りました。


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