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2018年12月18日(火)

長崎県原水協が被爆者へ見舞金

“ちひろカレンダー”ありがとう

核ない世界へともに

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(写真)いわさきちひろのカレンダーを手にする被爆者らと県原水協のメンバーら=17日、長崎市

 長崎県原水協は17日、長崎市内の「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪れ、全国から寄せられた被爆者への見舞金と、いわさきちひろカレンダーを贈りました。

 県原水協の大矢正人代表理事と佐藤澄人事務局長、筒井涼介常任理事の3氏が訪問。被爆者らが笑顔で迎えました。

 大矢代表理事は、今年長崎で開催された「核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ」などについて紹介し「私たちは被爆者のみなさんとともにヒバクシャ国際署名に取り組み、核兵器廃絶と国家補償による被爆者援護の実現をめざしがんばります」とあいさつしました。

 被爆3世の筒井常任理事(25)は「被爆の実相を継承しみなさんと一緒に核兵器廃絶をめざしていきたい」と話しました。

 入所者の山崎千鶴代さん(77)があいさつに立ち、見舞いに対する感謝を述べた上で「私たち被爆者の願いは、核や戦争の恐怖におびえることなく家族や愛する人たちと普通の生活を送ること、誰もが二度と私たちのような思いをしないことです」と訴えました。そして、入所者が手作りした菓子を原水協の代表にプレゼントしました。

 懇談で、堤房代施設長は「100歳を超える被爆者で被爆体験を語ることができる人もいますが、だんだん体験を聞き取るのが難しくなってきています」と語りました。

 18日には同趣旨で長崎原爆病院も訪問します。


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