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2018年12月20日(木)

法務省、届出書提出を拒否

技能実習生死亡 野党合同ヒアリング

 6野党・会派は19日、国会内で野党合同ヒアリングを開き、この間明らかになった外国人技能実習生の死亡事案174件について各省庁から聞き取りを行いました。

 野党は、各省庁に対し、▽前回ヒアリングで明らかになった外国人技能実習生の死亡事案174件について、労災が適用されている事案▽死亡事案の元資料となる「技能実習生実施困難時届出書」の原票の提出▽2010年~17年までの実習生の労災件数―などを文書で回答するよう求めていました。

 これに対し法務省は、「届出書」の提出は個人が特定されるところを消しても今後に支障がでるなどとして提出を拒否。厚生労働省は死亡事案174件中、労働災害事案が何件あるかは調査中と回答。技能実習生の労災による死亡はわかっているだけで2017年が5人だと回答。議員の質問にも法務、厚労、警察の各省庁は検討中や精査中などとあいまいな答弁に終始しました。

 日本共産党の藤野保史衆院議員は「(数字が合わないなど)疑いが生じる資料を出してきているのは各省庁で、その疑いを晴らす責任はそちらにある」と厳しく指摘しました。


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