2019年3月2日(土)
核兵器廃絶こそ本流
被災65年 3・1ビキニデー集会
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太平洋マーシャル諸島で米国が行った水爆実験で、島民やマグロ漁船「第五福竜丸」をはじめ多くの漁船が被ばくした「ビキニ事件」から65年の1日、静岡県焼津市で、「被災65年2019年3・1ビキニデー集会」(主催=同静岡県実行委員会、原水爆禁止世界大会実行委員会)が開かれ、1500人(主催者発表)が参加しました。第五福竜丸の元乗組員、池田正穂さんや被災者に国家賠償を求めている梶原守光弁護士、海外代表らが発言し、核兵器のない世界の実現へ決意を新たにしました。
主催者あいさつした大和忠雄・静岡県原水爆被害者の会会長は、「核兵器禁止条約の発効をめざす歴史的チャンスです」と述べ、「ビバクシャ国際署名」をはじめ運動の発展を訴えました。
世界大会実行委員会運営委員会共同代表の野口邦和さんは、核兵器禁止条約の発効へ各国で調印・批准が進むなど「核兵器廃絶を求める運動は、いまや世界の本流です」と強調しました。
第五福竜丸平和協会代表理事の山本義彦さんが講演。「いつまでも核によって世界の秩序が守られるという幻想は捨てるべきです。この思いは日本国憲法9条にも込められています」と語りました。
地元・焼津市の中野弘道市長が来賓あいさつ。松井一実広島市長、田上富久長崎市長、日本共産党中央委員会、自由党の小沢一郎代表からのメッセージが紹介されました。