2019年3月3日(日)
国民の知る権利侵害
官邸質問制限 日本ペンクラブ声明
日本ペンクラブ(吉岡忍会長)は1日、声明「首相官邸記者会見の質問制限と回答拒否問題について」を発表しました。
声明は「いったい何を大人げないことをやっているのか」と一喝。内閣官房長官と首相官邸報道室が昨年末、東京新聞記者の質問が「事実誤認」「問題行為」であるとして2カ月がたった今も、同記者に対し「あなたに答える必要はない」と拒否している姿勢を厳しく批判しています。
これは国民の「知る権利」の侵害であり、有権者・納税者への問答無用の啖呵(たんか)であると指摘。
「国民の知る権利を背負った記者の質問に意を尽くした説明をするよう求めるとともに、報道各社の記者がジャーナリストとしても役割と矜持(きょうじ)に基づき、ともに連携し、粘り強い活動をつづけることを期待する」と訴えています。