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2019年3月16日(土)

国民平和大行進 5月6日から

被爆75年へ 「核兵器禁止」の声広げる

 核兵器廃絶を訴えながら被爆地広島、長崎をめざして歩く「2019年原水爆禁止国民平和大行進」が5月から8月まで全国でとりくまれます。提唱は原水爆禁止世界大会実行委員会、主催は同行進中央実行委員会です。

 5月6日に東京・夢の島、北海道礼文島、高知・愛媛県境を出発する3コースを皮切りに、8月6日の長崎市松山公園の終結まで、全国11の幹線コースと全自治体を網羅する網の目平和行進が繰り広げられます。いつでもどこでも誰でもが、一歩でも二歩でも参加できる行進をめざします。

 今年も計画されている「国際青年リレー行進」では、海外と日本の青年がタスキをつなぎます。

 1958年に同行進が始まってから62回目となる今年の共通スローガンは、「核兵器のない平和で公正な世界を実現しよう」です。

 2017年には核兵器禁止条約が国連で採択され、世界は条約発効へと歩みをすすめています。被爆75年となる来年20年には核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨークの国連本部で開かれ、禁止条約が大きな焦点になります。

 被爆者の体験と原水爆禁止の国民的運動が世界を動かしてきました。今年の平和行進では、20年に向かって、「核兵器全面禁止・廃絶を」の声を被爆者とともに全国に広げ、「日本政府は禁止条約に調印を」と訴えます。

 すべての自治体を訪問し、核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」への協力、8月の原水爆禁止世界大会への賛同・参加、日本政府に禁止条約への参加を求める意見書の可決などを呼びかけます。

 参院選のさなかの行進は、非核平和の国民の声を政治に届け、反映させるチャンスとなります。核兵器廃絶に賛同するすべての政党・会派、幅広い市民、自治体関係者との共同・協力の発展をめざします。

 非核平和のアジアの実現にむけて、憲法の原則を踏みにじった戦争準備や大軍拡に反対し、立憲主義と憲法9条を守れと訴えます。沖縄県民と連帯し、名護市辺野古での米軍新基地建設の即時中止、普天間基地撤去を求めます。東京電力福島第1原発事故の被災者への補償、原発再稼働反対、原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を呼びかけます。

 問い合わせ先=行進実行委員会 電話03(5842)6031(日本原水協内)

■幹線11コース

 幹線11コースは次の通りです。

▽東京―広島コース

 5月6日 東京・夢の島出発

▽北海道―東京コース

 5月6日 北海道・礼文島出発(途中、太平洋側、内陸、日本海側2コースの計4コースに分かれます)

▽四国コース

 5月6日 高知・愛媛県境出発

▽和歌山―広島コース

 5月7日 和歌山県橋本市出発

▽富山―広島コース

 6月6日 富山県朝日町出発

▽沖縄―長崎コース

 6月16日 沖縄県名護市出発、6月23日 鹿児島県奄美市出発

▽宮崎―長崎コース

 6月23日 宮崎県えびの市出発

▽広島―長崎コース

 7月5日 広島市・平和公園出発

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