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2019年3月17日(日)

高校生気候スト 世界300都市以上

生存かかった問題 未来守れ

 世界中の高校生らが15日、気候変動対策に怠惰な政府に抗議して授業を抜け出すストライキに取り組みました。非政府組織「350.org」は、「300以上の都市で140万人以上が街頭に出た。最初の地球規模の気候ストライキだ」と発表。フランス110都市以上で20万人近く、インドで15都市、コロンビアのボゴタで2500人、南アフリカのケープタウンで2000人、中国・香港で1000人が参加したと報告しました。

 運動はスウェーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさん(16)が昨年8月、同国国会前で、気候変動は人類の生存がかかった問題だと政府に早急な対策を求めたことで始まりました。

 ロイター通信によると、そのグレタさんは15日、ストックホルムのデモで、「私たちは、この危機と一生をともにしなければならない。子や孫、その次の世代も」「私たちは未来が欲しいからストライキを続ける」と話しました。

 ロンドン中心部では数千人が行進。モリー・パウエルさん(14)は「学校で学ぶことは重要だが、気候変動対策はもっと重要だ」と語りました。


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