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2019年3月27日(水)

外国人実習生食い物に

藤野議員 作業拡大を批判 衆院委

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(写真)質問する藤野保史議員=26日、衆院法務委

 日本共産党の藤野保史議員は26日の衆院法務委員会で、政府が“柔軟化”と称して外国人技能実習生に行わせることができる作業を拡大しようとしている問題についてただしました。

 厚生労働省の山田雅彦審議官は、問題の柔軟化の検討チームが自民党法務部会の決議を受けて設置されたと認め、業界団体などからは要望を聞く一方で「実習生から話を聞く予定はない」と答弁しました。

 藤野氏は「使う側のための検討になる」と指摘。日立製作所など大企業で相次いだ違法行為はいまだ調査中で、「再発防止策も分からないまま柔軟化すれば企業による悪用が拡大する」と批判しました。

 藤野氏は、実習制度は「国際貢献」という建前と「安い労働力」という本音のかい離が指摘されてきたと強調。柔軟化の名のもとに、企業に都合のいい作業を技能実習生にやらせようというのが今回の検討の狙いだとして、技能実習生を食い物にするやり方はやめるべきだと主張しました。


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