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2019年5月4日(土)

NPT準備委議長と懇談

被団協・原水協の代表

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(写真)サイード準備委員会議長(左から2人目)と懇談する日本被団協と日本原水協の代表=2日、国連本部(遠藤誠二撮影)

 【ニューヨーク=遠藤誠二】国連本部で開会中の2020年核不拡散条約(NPT)再検討会議・第3回準備委員会に参加している日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)と原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の代表は2日、サイード準備委員会議長(マレーシア国連大使)と懇談し、8月に日本で開かれる原水爆禁止世界大会への参加を要請しました。

 日本被団協の濱住治郎事務局次長は、核兵器廃絶に真剣に取り組むよう各国代表に要請を続けていると説明。1日に、準備委員会NGOセッションで胎内被爆者として初めて国連の場で演説できたのは「とても光栄です」と述べ、サイード議長に感謝の意を伝えました。

 サイード氏は、「昨日のあなたの話には感動しました。被爆者の証言を聞くのは初めてです。どの出来事も世代が代わると忘れがちになるので、悲痛な体験ですがそれを伝える活動はとても重要なことです。今後とも人類の正道を守る活動を続けられることを願っています」と述べました。

 日本原水協の土田弥生事務局次長、川田忠明・全国担当常任理事は、これまでの再検討会議の合意と、NPT第6条が規定する核軍備撤廃の義務を核保有国に実行させていくことが重要になっていると指摘。「困難はありますが、サイード議長のご尽力に期待します」(土田氏)と述べるとともに、今年の原水爆禁止世界大会への参加を要請しました。

 サイード氏は、検討することを約束しました。


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