2019年5月14日(火)
首相と「桜を見る会」 参加者も経費も急増
飲食は2倍 2191万円に
衆院委 宮本議員追及
|
第2次安倍政権以降
日本共産党の宮本徹議員は13日の衆院決算行政監視委員会で、各界の「功労者」などを招き懇談する首相主催の「桜を見る会」について、第2次安倍政権以降、参加者・経費が急増していることを追及しました。
宮本氏は、第2次政権前に1万人前後だった「桜を見る会」の参加者が、今年は2万人近くにのぼったと言及。経費は、2013年と19年の契約額を比べると、飲食物提供業務は972万円から2191万円へ、会場等設営業務は734万円から1814万円へと2倍超に膨らんでいると指摘しました。
同会の総経費について、内閣府の井野靖久大臣官房長は、13~19年度の予算額は各年度約1700万円である一方、支出額は14年に3005万円、18年には5229万円へ増加したと答弁。予算額を上回る支出額になっていることについて、菅義偉官房長官は「総理大臣が各界で功績、功労のあった方々を招き懇談する内閣の公的行事だ」「必要な経費」と正当化しました。
宮本氏は「安倍内閣で功労をあげた人が急に増えたのか。招待の基準は不透明だ。こういう支出の増やし方は国民の理解を得られない」と批判しました。