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2019年5月19日(日)

平和・非核・文明の未来

宗教者・研究者が対話集会

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(写真)宗教者・研究者による対話集会=18日、東京都千代田区の上智大学

 宗派を超えた宗教者、研究者が平和、非核、人類文明の未来について対話、交流する集会が18日、東京都千代田区の上智大学で開かれました。同大カトリックセンター、神学部などの主催です。

 2017年の国連核兵器廃止条約採択、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞を受け、同11月にバチカンで開かれた国際会議「核兵器のない世界と総合的軍縮」を引き継ぎ、日本の宗教者、研究者に対話と連帯を呼びかけたもので、曄道佳明同大学長があいさつしました。

 協賛したカトリック正義と平和協議会会長の勝谷太治司教は「超教派の宗教者が連帯し語り合うことは政治を正しい方向に向かわせる力ともなります。この会議がそこに向かう学びの場となることを祈ります」とあいさつしました。

 ICAN創始メンバーのティルマン・ラフ・メルボルン大学准教授らが基調講演。日本キリスト教団の近藤紘子さん、金光教の白神亜礼さんが被爆証言をしました。

 島薗進上智大学教授が司会を務めたシンポジウムでは、庭野光祥立正佼成会次代会長、寺崎広嗣創価学会インタナショナル平和運動総局長、チョン・チュジン韓国キリスト教教会協議会委員、中嶌哲演・真言宗明通寺住職らが話し合いました。

 島薗氏は「日本や北東アジアの現実に即して、平和、非核の問題について、いろいろな背景をもつ方々から話をうかがうことができた」とのべました。


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