2019年5月27日(月)
ドローン規制を検証
沖縄シンポ 「基地被害隠すな」
米軍や自衛隊基地上空でのドローン(小型無人機)飛行禁止を加えた改正ドローン飛行禁止法を問う緊急シンポジウムが26日、那覇市で開かれました。
土木技術者の奥間政則さんが、名護市辺野古の米軍新基地建設の現場を撮影した画像を紹介しました。
撮影画像には、防衛局が設置した汚濁防止膜をすりぬけて汚濁が外側に流出している様子や、汚濁防止膜がジュゴンのエサである海藻・藻場の生える海底を削り取っている実態が映っていました。奥間さんは「こういう実態を国民から目隠しすることになる」と語りました。
仲松正人弁護士も「沖縄県には広大な米軍基地があるため、広大な飛行禁止区域が設定される。辺野古の違法・ずさんな工事も分からなくなる」と語り、「国民の知る権利を保障させるために改廃させる取り組みが重要になる」と語りました。
集会は、国民の知る権利や報道の自由を制限しないよう、さらなる法改正を求める要請決議を行いました。7月の参院選沖縄選挙区のタカラ鉄美予定候補も参加しました。