2019年5月29日(水)
米農産物関税で譲歩か
日米貿易交渉 井上議員が追及
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日本共産党の井上哲士議員は28日の参院外交防衛委員会で、日米首脳会談で米国から農産物の関税撤廃などの大幅な譲歩を迫られたことを参院選が終わるまで黙っていようと示し合わせたのではないかと質問しました。河野太郎外相は「まったくそうは思いません」と開き直りました。
トランプ大統領は首脳会談後の会見で「TPP(環太平洋連携協定)は関係ない。私は何にも縛られない」と発言しました。野党議員の質問に河野氏は「米国はTPPに参加していないことを述べただけだ」とごまかしましたが、井上氏は「首脳会談後の記者会見で、『TPPの線は譲れないと言ってきたことと変わらないのか』と問われ、安倍首相が直接答えなかった後のトランプ氏の発言であり、一般論ではない」と指摘しました。
井上氏は、このまま参院選に臨むのは許されないとし、「(日米首脳会談など)こういう問題を含めて国民と国会の前で明らかにするために予算委員会に応じるべきだ」と迫りました。