2019年6月5日(水)
沿岸・家族漁業の振興を
共産党に要請、志位・紙両氏が応対
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沿岸漁民らが加盟する全国組織「JCFU全国沿岸漁民連絡協議会」(会員1万1千人)は4日、沿岸・家族漁業の振興の実現などを日本共産党に要請しました。日本共産党の志位和夫委員長、紙智子参院議員(党農林・漁民局長)が国会内で応対し、親しく懇談しました。
沿岸漁民連のメンバーは「イカは壊滅的状態、マグロには漁獲規制がかけられて、漁業に携わりたいという若者がいても継がせることができない」「何十年も漁業で生計を立ててきたが、政府の資源管理が行き届いておらず、この先、漁業を続けていくには厳しい状態に置かれている」と訴え、水産庁が進める施策が沿岸漁民・地域漁協・地方漁村を一層縮小・疲弊させている実態が次々と語られました。
志位氏は「クロマグロは、沿岸漁業への割り当てを不当に減らし、大型船ばかりを優遇して魚価を暴落させている。イカは、大型船の乱獲で資源が激減している。どちらもやるべき規制がやられないために沿岸漁業の基盤を壊している」と指摘。「沿岸漁民が“浜の主人公だ”というルールをもう一度据え直して、乱獲を規制するよう政治を変えていくために力を合わせていきたい」と語りました。
紙氏は「みなさんが声をあげてきたことが、政府の施策に影響を与える大きな力となっている。みなさんと連携しながら頑張っていきたい」と述べました。