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2019年6月9日(日)

禁止条約署名の政府を

非核政府の会総会 安倍政権退場へ

 非核の政府を求める会の全国総会が8日、東京都内で開かれ、「安倍改憲ノー」「核兵器禁止条約に署名する非核の政府を」などの声と結び、安倍政治を終わらせるとの運動方針を確認しました。

 常任世話人の野口邦和さん(元日本大学歯学部准教授)が議案を提案しました。議案は、核兵器禁止条約の批准国が23カ国になるなど、世界で非核・平和の流れが加速していること、国内では、辺野古新基地ノーの沖縄でのたたかいや、改憲発議をさせなかった市民と立憲野党の共闘などをあげて、「非核・平和の明日を願う市民パワーの高まりが底流にある」と指摘しています。

 参院選で安倍政権を倒し、立憲主義と民主主義のまともな政治を取り戻そうと提起。「核兵器禁止条約に署名する政府」「核兵器廃絶」の「非核の政府」を求める機運を大きく広げようと呼びかけました。

 常任世話人の笠井亮さん(日本共産党政策委員長・衆院議員)は、参院選での1人区一本化と共通政策調印にふれ、「安倍政権に退場の審判を下し、核兵器禁止条約の発効をリードする政府をつくるときだ」と力説しました。

 小澤隆一さん(東京慈恵会医科大学教授)は、改憲をめぐる情勢について発言。参院選後を見すえた取り組みも必要になってきているとして、自民党の改憲4項目の問題点を解明しました。

 原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会の宮原哲朗事務局長は、同訴訟の経過を説明し、被爆者運動への支援を訴えました。


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