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2019年6月9日(日)

重油流出 ノリ被害調査

宮城・七ケ浜町 紙氏と党議員団

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(写真)油が付着した網やノリを確認する(左から)紙、舩山、天下の各氏=8日、宮城県七ケ浜

 宮城県の仙台港で1月20日に発生した貨物船の重油流出事故によって七ケ浜町の養殖ノリが甚大な被害を受けた問題で、日本共産党の紙智子参院議員と県議団らは8日、現地の漁協を訪ね、状況を聞き取りました。

 宮城県漁協七ケ浜支所で紙議員と、舩山由美参院比例候補、天下みゆき県議、藤原益栄県議予定候補、歌川渡、木村稔両七ケ浜町議が、寺沢春彦運営委員長らから報告を受けました。

 寺沢氏は、最盛期を迎えていたノリも養殖イカダもすべて使えなくなり、約12億800万円を賠償請求したと報告。国際法で賠償上限が最大7億2400万円(船体のトン数などで規定)と定められていると述べ「これでは被害者切り捨てだ。ノリ養殖は初期投資に毎年1000万円かかる。今年分の借金を抱えたまま来年再開できるのか、みな不安になっています。行政に何とか対応をお願いしたい」と訴えました。

 紙議員は「震災復興に必死で取り組んできた生産者に被害を押し付けて、泣き寝入りさせるわけにはいきません。状況をよく確認し、国でも被害者救済のため対応するよう働きかけたい」と応じました。


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