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2019年7月2日(火)

3分で紹介 共産党(20)

核兵器禁止条約の国連採択に尽力

 核兵器の廃絶は、被爆国日本の願いです。「核兵器のない世界」の実現に力を尽くす政府をつくるために、参院選はたいへん大切な機会です。

 2017年7月7日、世界で初めて核兵器を禁止する条約が国連で採択されました。米ロなど核大国の妨害に抗して、市民運動と多くの政府が手を結んで努力した成果です。

 審議の過程で、被爆者が証言をおこない、世界中の運動団体も参加して、採択を後押ししました。ところが日本政府は米国と一緒に会議をボイコットし、国内外で疑問と批判の声があがりました。

 これに対して、日本共産党は日本の政党として唯一、この国連会議に参加しました。志位和夫委員長が非政府組織(NGO)の一員として演説して、日本国民の核廃絶に向けた熱意を届けました。

 核兵器禁止条約は50カ国の批准で発効します。現在、調印した国は70カ国、批准まで完了した国は23カ国に達しています。

 核保有国は核軍縮に後ろ向きで、この条約にも反対しています。

 しかし、今は大国の横暴がまかり通る時代ではありません。被爆者を先頭に粘り強く取り組んできた核廃絶を求めるヒバクシャ国際署名は世界で941万人分を超えました。日本国内では400以上の地方自治体で核兵器禁止条約への日本の参加を求める意見書が採択されています。

 日本政府は条約に署名し、批准すべきです。日本共産党を大きく伸ばして、核兵器禁止条約にサインする政府をつくりましょう。


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