しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年7月4日(木)

漁業者生活対応せよ

紙氏 今年の対策必要

 日本共産党の紙智子議員は6月11日の参院農水委員会で、漁獲量の減少などで安定しない沿岸漁業者の生活と経営への対応を求めました。

 紙氏は「水産庁が昨年、沿岸漁業者との十分な議論も同意もないまま始めたクロマグロの資源管理によって、漁業者の生活と生業(なりわい)を圧迫している」と指摘。「クロマグロを生かして沿岸漁業民を殺すのか」という声を紹介し、対策を求めました。水産庁の長谷成人長官は「クロマグロ資源を回復させることが抜本的な対策だ」と述べました。紙氏は「今年の対策が必要だ。漁村地域で生活できる対策をとるべきだ」と主張しました。

 紙氏は、スルメイカ資源が減少し、沿岸イカ釣り漁業経営が困難に陥っている問題で、青森県の太平洋岸で底引き網漁でスルメイカの幼魚を獲っている実態を指摘。「5~6月の間、幼魚のスルメイカ漁を禁止するなどの対策が必要だ」と迫りました。長谷氏は、沖合底引き網漁業者に対し小型個体の漁獲を控えるよう指導していると答弁。紙氏は「実際には守られていない」と主張し、実効ある指導を求めました。


pageup