2019年7月12日(金)
「身を切る改革」いうが…
維新の参院選候補 政党助成金ためこむ
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日本維新の会の参院選候補5人が2017年に政党助成金を使い残したカネを返納せず、「基金」として計約2200万円もため込んでいることが分かりました。政党助成金の原資は、国民の税金。これでも「身を切る改革」というのか―。
調べたのは、東徹総務会長(大阪選挙区)、清水貴之政調副会長(兵庫選挙区)ら4人の現職候補と、沢田良候補(埼玉選挙区)の計5人。
各氏が支部長の「維新」支部の2017年政党交付金使途等報告書によると、現職4氏は、各1000万円の政党助成金を党本部から受け取り、使い残したカネを「基金」としてため込んでいます。その額は、清水候補が941万7281円、室井邦彦候補(比例)が806万620円など。沢田候補は、360万円を党本部から受け取り、約262万円をため込みました。
5候補のため込み額の合計は、2267万9415円にのぼります。(別表)