2019年7月20日(土)
サンゴ採捕許可 保留
デニー知事「訴訟判断出るまで」
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沖縄県の玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、沖縄防衛局が同県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て予定海域のサンゴを移植するために申請した特別採捕許可の判断について、「国土交通相の裁決に関し訴訟を提起し、係争中で、司法の最終判断が出るまで処分を行わない」と述べました。
県が新基地建設の工事を止めるために行った埋め立て承認の撤回を取り消した石井啓一国交相の裁決を、県は「違法な国の関与」だとして関与の取り消しを求めて17日に高裁に提訴。これとは別に、行政事件訴訟法に基づく「抗告訴訟」の準備も進めています。
デニー知事はまた、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした「万国津梁(ばんこくしんりょう)会議」の初会合を8月6日に開くこと、昨年度の県の観光収入が6年連続で過去最高を記録し、初の7千億円台となったことも発表しました。