2019年8月8日(木)
原水爆禁止世界大会・長崎開会総会
海外代表が発言
「2020年・核兵器廃絶へ向けて行動を」をテーマに4人の海外代表が発言しました。そのうち、韓国女性団体連合常任代表のペク・ミスンさんの発言(要旨)を紹介します。
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日韓の協力を希望
韓国女性団体連合常任代表 ペク・ミスンさん
去年行われた南北首脳会談と米朝首脳会談は、朝鮮半島の平和定着への希望を抱かせてくれましたが、平和プロセスの歩みはまだまだ遅い。しかし、韓国と北朝鮮は粘り強い話し合いと合意、相互理解の努力と信頼構築を通じて朝鮮半島に非核化と平和を確立することができると確信しています。
朝鮮半島の平和構築は、日本、米国、中国、ロシアを含めた周辺国家の協力があってこそ可能です。朝鮮半島の平和がなくては、東北アジアの非核化と平和はありえません。日本の市民社会が朝鮮戦争の終息と平和体制構築のために、一緒に力を合わせてくれることを期待します。
日本政府は日本軍性奴隷被害者と強制動員被害者への心からの謝罪と国際法に基づいた賠償責任を認め、本当の歴史的な解決のために努力すべきです。報復と脅迫では問題は解決できません。韓国の市民社会は、日韓両国が平和のために協力し合っていくことを希望しています。