2019年8月19日(月)
子どもの声 まっすぐ
教育のつどい閉会・アピール
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滋賀県内で開かれていた「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2019」(全日本教職員組合などによる実行委員会の主催)は18日、閉会しました。3日間で、教職員、保護者らのべ約5000人が参加し、子どもと教育の未来について活発に語り合いました。実行委員会は閉会にあたり「憲法をいかし、子どものいのちと人権を守る教育と社会をつくろう」とのアピールを発表しました。
アピールは「つどい」について、「社会全体に『生きづらさ』が広がり、虐待やいじめ自死など痛ましい事件」が相次ぐ中、「憲法と子どもの権利条約をいかし、子どものいのちと人権・個人の尊厳を守る教育と社会をどうつくっていくのか」が熱く議論されたと紹介。子どもと教職員への統制が強まっていることに抗し、「息苦しさの中で生活する一人ひとりの子どもの声や行動をまっすぐに受け止め、その背景を共有し寄り添う実践が様々に語り交流されました」と述べています。
さらに「教職員が人間らしく働ける環境をつくることは、子どもたちの豊かな成長を保障することにつながり、『せんせい ふやそう』の圧倒的世論をつくりだすことが必要」と話し合われたと強調しています。
初めて参加した京都府の小学校の教員(28)は「ふだん一人でどういう実践をするか、これでいいのかと悩みながらやっているので、全国の先生の話が聞けてとてもよかった」と語っていました。
今回の「つどい」では、「日本語指導が必要な児童・生徒と学校教育」などの分科会が特設されました。