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2019年8月22日(木)

最賃全国一律へ好機

全労連・国民春闘共闘が集会

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(写真)最賃運動推進全国交流集会であいさつする小田川氏=21日、東京都内

 全国一律最低賃金制度の確立と、今すぐ1000円に引き上げ1500円にすることを目指して「最低賃金運動推進全国交流集会」が21日、東京都内で開かれました。全労連、国民春闘共闘の主催。2020年に最賃法を改正し全国一律化と1500円を目指す「全国最賃アクションプラン」実現のため、秋闘から来春闘にかけた運動を広げようと開きました。約120人が参加し、全国各地の取り組みや職場・地域の変化を交流しました。

 国民春闘共闘の小田川義和代表幹事(全労連議長)があいさつし、最賃引き上げが7月の参院選で大きな争点になり各政党が公約に掲げ、全国一律化への賛同も広がったと指摘。今年の最賃答申額で鹿児島の引き上げ額が東京を1円上回ったことについて「“わずか1円、されど1円”の意味を持つ。われわれのたたかいが、大きな変化をつくり出していることを確信にし、たたかいを前進させよう」と呼びかけました。

 学生シンポジウムに取り組んだ徳島文理大学の齋藤敦教授と学生11人が報告し、会場は沸きました。学生たちは「地方の低賃金は、若者が都会に流れる原因」「最賃一律化を掲げる政党に投票する」と述べました。


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