2019年8月24日(土)
港湾事業者 カジノ反対
横浜港運協会 「山下ふ頭 ばくち場にせぬ」
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横浜港の港湾事業者などで構成する「横浜港運協会」の藤木幸夫会長は23日、横浜市中区の山下ふ頭内にある横浜港運会館で会見し、林文子市長が同地に誘致を表明(22日)したカジノについて「命を張っても反対する」と改めて表明しました。
藤木氏は、カジノ賭博は富豪が全財産を一瞬で失いかねない恐ろしいギャンブルであることや依存症の危険性を語り「今私にできることは、山下ふ頭を守り、ばくち場にしないことだ」と強調しました。
藤木氏はまた、日本を戦争へと突き進めた政治圧力を“ハードパワー”と表現した上で、カジノ誘致についても「ハードパワーが横行している」と指摘。「私はたたかう」と語りました。
市の立ち退き要請については「ここは俺たちんとこだよ。なぜ立ち退かなきゃいけないのか」と、応じない考えを改めて強調し「建物内で寝泊まりします」と述べました。
水上裕之常務理事は、カジノを中核とする統合型リゾートは、海外のカジノ事業者が7割の収益を持ち去り、山下ふ頭を植民地化するものだと批判。林市長が1200億円の税収が見込めるとしていることについても「市民にギャンブルをさせて吸い上げるのなら、とんでもない経済になる。健全ではない」と批判しました。
日本共産党市議団は22日、林市長の「誘致」表明に抗議する談話を発表しています。