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2019年8月26日(月)

核兵器も基地も原発もない平和な未来 子らに

日本母親大会 アピール採択

原点の地・静岡

 65年前のビキニ事件をきっかけに始まり、草の根から行動し、母親・女性の願いを結集する日本母親大会。その原点の地・静岡で第65回日本母親大会・全体会が25日、二つの会場で開かれました。「核兵器も基地も原発もない平和で明るい未来を子どもたちに手渡そう」との大会アピールを採択しました。


写真

(写真)いのちとくらしを守る全国のたたかいを交流し合う参加者たち=25日、静岡市

 主催者を代表して全労連副議長で同大会代表委員の長尾ゆりさんがあいさつし、9条改憲に執念を燃やす安倍政権を批判し、9条を守り抜くことを呼びかけました。

 「49歳以下の世代、若者たちのアピール」「いのち・くらしを守れ」などをテーマにした「今日の運動」、第五福竜丸の無線長・久保山愛吉さん家族の反核の思いを引き継ぐ「静岡のたたかい」が紹介されました。

 原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏治さん(関西学院大学法学部教授)が、「ビキニ被災から65年 核兵器のない平和な未来を~人間の尊厳を築く反核運動」と題して記念講演しました。核兵器廃絶と平和を訴えてきた母親運動と原水爆禁止運動が深く結びつき2017年に核兵器禁止条約を手に入れたとして、「被爆75年、2020年を核兵器の禁止から廃絶への転機の年にしよう」と呼びかけました。

 もうひとつの全体会では、女性差別撤廃条約アクション共同代表の浅倉むつ子早稲田大学名誉教授が「女性差別撤廃条約採択40年―ジェンダー平等の実現めざして」と題して記念講演しました。「今日の運動」として、「ジェンダー平等を求め、声をあげ、行動する女性たちのたたかい」が紹介されました。

 2日間で、のべ9000人が参加し、来年の大会は、九州・沖縄ブロックで話し合い中との報告がありました。


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