2019年8月29日(木)
F35Aの試験飛行
きょうにも再開強行
防衛省表明
防衛省は28日、日本共産党の本村伸子衆院議員に対し、愛知県営名古屋空港での最新鋭ステルス戦闘機F35Aの試験飛行を29日以降順次再開する方針を明らかにしました。同省は、同県や岐阜県など関連自治体にもすでに説明ずみだとしていますが、一般に公表したのは28日になってからです。
F35Aをめぐっては、三菱重工小牧南工場(愛知県)で組み立てられた同型機の試験飛行中のトラブルにより愛知県営名古屋空港での緊急着陸が相次いだほか、4月には航空自衛隊三沢基地(青森県)所属の同型機が太平洋上で墜落事故を起こして以来、同空港での試験飛行も中止されていました。
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“再開やめよ”本村議員要求
三沢基地所属機の事故原因について同省は「空間識失調」を起こしたのが原因だと推定していますが、機体のトラブルが100%なかったとは言い切れないと説明しました。
本村氏は「県営名古屋空港や岐阜基地周辺は人口密集地だ。事故防止策や安全性の確保が保証されない以上、試験飛行再開はやめるべきだ」と厳しく要求しました。