2019年9月8日(日)
日韓連帯「憎しみより友好」
東京でも大阪でも
|
安倍政権やメディアが嫌韓をあおるなか、差別を許さない意思を発信しようと「日韓連帯アクション」が7日、東京と大阪で行われました。東京・渋谷駅ハチ公前にはSNSで開催を知った約300人が集まり、「一緒に生きていく」「差別や憎しみよりも友好を」などと日韓両国語で書かれたプラカードを掲げ、思いを訴えました。
マイクを握った在日3世の女性は「いまは生きるか死ぬかの瀬戸際です」と発言。第2次大戦中、米国で日系人が敵性市民として収容されたことなどをあげ「いま在日は、突然連れ去られることまで想像しています。いまのムードを放置せず、許さない意思を示してほしい」と訴えました。
この間、安倍政権への抗議行動を進めてきた男性は「この1カ月間ほどで、事態はより深刻化している」と懸念を表明。いてもたってもいられず参加したという男子高校生は「学校でも、韓国は好きだけど歴史の話はしたくないという人が多い。でも、真剣に向き合わないと」と発言し、大きな拍手を浴びました。
呼びかけ人の一人で、核兵器をなくす運動にも携わる林田光弘さん(27)は、週刊ポストの嫌韓特集を厳しく批判し「政治的対立があってもヘイトは許さない。そうはっきり示すため、この行動を企画しました」とあいさつしました。
中野区から参加した女性は「まずは友人や知人から、韓国への差別を許さない意思を伝えたい」と話しました。