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2019年9月8日(日)

風土生かす循環型経済

中小商工業全国交流・研究集会

長野市で開幕

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(写真)「中小商工業の力で豊かな地域をつくろう」と始まった全国交流・研究集会=7日、長野市

 第21回中小商工業全国交流・研究集会(同実行委員会主催)が7日、「循環型経済の確立で個性豊かな地域社会を―ローカル&スモールファースト」を主題に長野市で始まりました。8日まで。

 全体会では、全国商工団体連合会事務局長の岡崎民人氏が基調報告し、地域経済を疲弊させる消費税増税や日米貿易協定交渉、カジノ誘致などについて問題点を指摘しました。

 循環型の地域経済を確立していく活動のカギは「ローカル=地域」と「スモール=小企業・家族経営」を第1に考えることだと強調。地域の風土、歴史、人々に根差した個性ある事業を盛りたてるために経験や工夫を交流しようと呼びかけました。

 元日本大学教授の小林世治氏が、政策提案に取り組む重要性を講演し、地域の歴史から消費者の需要にいたるまでの統計・調査活動の意義を強調しました。

 全体会後はNPO理事長、経営者、元首長、県職員、学者らがパネリストとなったディスカッション「小規模事業者と地域の持続的発展」「営業と暮らしを守る税制度の構築に向けて」、基礎講座「事業計画の作り方と実践方法」「憲法と経済民主主義」が開かれました。

 日本共産党の岩渕友、武田良介の両参院議員が参加しました。


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