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2019年9月22日(日)

原水爆禁止世界大会 米NYで

発起人に原水協・原水禁・被団協

来年4月24~26日

 来年4月に米ニューヨーク市で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議にあわせて、原水爆禁止世界大会を同市中心部マンハッタンで行うことなどの国際的な「よびかけ」が、国連の「国際平和デー」の21日、世界で同時に発表されました。「2020年NPT再検討会議の期間中、広島・長崎の被爆75年の前夜に、核の危険と戦争の危険の高まりのなかで開催される世界大会は、被爆者の経験を国際的な注目の中心に据える最後にして最大の機会の一つとなるでしょう」と強調しています。


写真

(写真)日本被団協が首都圏の被爆者団体とともに開始した「ヒバクシャ国際署名」の活動=2016年4月27日、東京・渋谷駅ハチ公前

 今回の「よびかけ」は、「世界大会―核兵器廃絶、気候の危機の阻止と反転、社会的経済的正義のために」と題した行動です。

 日本からは原水爆禁止日本協議会(日本原水協)、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の3団体の代表が発起人として加わりました。国際的な共同行動のよびかけに3団体が並ぶのは初めてのことです。

 「よびかけ」には、日本の3団体の代表とともに米国、ロシア、イギリス、フランス、インド、フィリピン、アルゼンチンの反核平和運動と二つの国際団体の代表20人あまりが名を連ねています。

 行動は来年4月24日から26日までの3日間。「原水爆禁止世界大会をマンハッタンで行う」とともに、集会と行進、「ヒバクシャ国際署名およびその他の署名のNPT再検討会議への提出」「多宗派の宗教的儀式」「軍縮、平和、正義、環境のフェスティバル」「青年イベント」などを行うとしています。

 「よびかけ」は、1955年以来、日本の原水爆禁止世界大会がかかげてきた「核戦争を阻止し、核兵器の全面禁止・廃絶を達成し、世界の被爆者の援護と連帯のために活動すること」を目的として明記しています。


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