2019年9月26日(木)
30分で356人が署名
広島 被爆者7団体など行動
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広島の被爆者7団体など82団体が参加する「ヒバクシャ国際署名広島県推進連絡会」は25日、広島市の原爆ドームそばの元安橋で宣伝し、署名への協力を呼びかけました。26人が参加し、約30分で国内外356人分の署名が寄せられました。
共同代表で県被団協の佐久間邦彦理事長(74)は、来年国連で開かれるNPT(核不拡散条約)再検討会議に、多くの署名を持って行きたいと述べ、「一人ひとりの署名は生きています。多くの署名は核兵器廃絶へと必ず結びつくものです」と呼びかけ。同じく共同代表でもう一つの県被団協の箕牧智之理事長代行(77)は「地球上で一番恐ろしい核兵器をなくすための署名です」と訴えました。
署名板を持った胎内被爆者の二川一彦さん(73)は、アイルランドから訪れた男性3人連れに、広島の爆心地を歩き回っていた母親のおなかのなかで被爆したことなどを説明。3人は首を横に振り、「大変でしたね」「胎内被爆を初めて知りました」と署名しました。
原爆資料館を見てきたという大阪の男性(24)は「核兵器の恐ろしさを再認識した。核兵器は廃絶しかありません」と語りました。