2019年9月26日(木)
英語民間試験 延期を
大学入学共通テスト 全大教が声明
全国大学高専教職員組合(全大教)は24日、2021年春から実施予定の大学入学共通テストでの英語民間試験利用の延期と再検討を求める緊急声明を発表しました。
英語民間試験の実施をめぐって大きな混乱が起き、不安や懸念が広がっていると指摘。民間試験は来年4月から始まるにもかかわらず、具体的な日程や受験会場が明らかになっていないこと、地方では受験できない民間試験があること、共通テストの受験料に加えて英語民間試験にも検定料が必要になること―をあげています。
「受験生、保護者、高校の不安を取り除き、公平で安定的な入試を実施するために、21年度の共通テストでは英語民間試験を利用せず、22年度以降の実施の可否や内容について慎重に検討するべき」だと指摘。各大学に対し、「21年度の共通テストにおける英語民間試験の利用中止を議論し早期に決定するべき」だと求めています。