2019年10月25日(金)
日米貿易協定案は一方的譲歩 詳しい試算も出さず論外
志位委員長会見 承認阻止を訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は24日、国会内で記者会見し、同日衆院本会議で審議入りした日米貿易協定承認案の問題を問われ、「安倍首相は『ウィンウィン』と言うが、『ウィン』の部分が一つもなく、日本側の一方的譲歩の内容になっている」と厳しく批判しました。
志位氏は「とくに農業分野は牛肉も豚肉もトウモロコシもすべて譲る。しかも再交渉で際限なく譲っていくことになる」と指摘。
さらに、農業分野でどれだけの影響があるかの詳しい試算も政府は出していないと述べ、「野党が大きな問題として提起しているが、試算も出さずまともな議論ができるのか。やり方の面でもまったく論外だ」と語りました。「私たちは(承認を)阻止し、日米FTA(自由貿易協定)をやめさせる立場で臨みたい」と訴えました。