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2019年11月12日(火)

「桜を見る会」私物化疑惑

首相の職責にかかわる重大事案 徹底追及していく

小池書記局長が記者会見

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=11日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は11日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に安倍首相の後援会員を多数招いていた問題について「税金を使った公的行事を自らの後援会のために私物化していたという疑惑が濃厚だ。安倍首相の職責そのものにかかわる極めて重大な事案だ。徹底追及していく」と述べました。

 小池氏は8日の参院予算委員会での日本共産党の田村智子副委員長の質問では、開門前に安倍首相の後援会員が安倍首相夫妻と記念撮影していたことなども明らかになったにもかかわらず、安倍首相が何も答えていないと指摘。野党国対委員長連絡会で、追及チームを立ち上げることを確認したことなどにも触れ、「事実をさらに徹底追及していきたい」と述べました。

 また、菅義偉官房長官が11日の記者会見で、桜を見る会にかかる経費が膨らんでいることについて「テロ対策の強化や混雑緩和の措置などを反映させた」と述べたことに触れた小池氏は「テロ対策というのは成り立たない話だ」と指摘。田村氏の質問では後援会員をセキュリティーチェックなしで会場に入れていたことも明らかになったとして、「テロ対策が聞いてあきれる」と批判しました。

 さらに、小池氏は、桜を見る会の前日には「安倍晋三後援会」主催の前夜祭が行われていることについて、「『会費を払った』という証言もあるが、安倍首相がかかわる政治団体等の政治資金収支報告書に記載がないという問題点もある」と指摘。「メロンやうちわ、線香を配り大臣、議員を辞めることがあったわけだから、税金を使った公的行事を自らの後援会のために私物化していたとしたら首相の資格にかかわる極めて重大な疑惑になる」と強調しました。


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