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2019年11月14日(木)

「桜を見る会」来年度中止

田村氏質問機に批判集中

 菅義偉官房長官は13日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」を来年度は中止すると発表しました。経費と招待人数が年々増加する税金を使った同会開催をめぐって、安倍晋三首相の後援会関係者が多数招待されているという「税金私物化」疑惑を「しんぶん赤旗」日曜版がスクープ(10月13日号)。日本共産党の田村智子副委員長が8日の参院予算委員会で首相を追及したのを機に国民的な批判が広がり、中止に追い込まれたものです。


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(写真)「桜を見る会」私物化疑惑で「安倍さんアウト」「即刻退陣」と声をあげる人たち=13日、衆院第2議員会館前

 菅氏は会見で、「さまざまな意見があることを踏まえ、政府として招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討していく」と述べ、招待対象者の選定や手続きなどで問題があったことを認めました。

 また、内閣官房が招待者名簿を作成する際、「官邸内や与党にも推薦依頼を行っており、官邸内は首相、副総理、官房長官、官房副長官に対して事務的に推薦依頼を行ったうえで、提出された推薦者のとりまとめを行っている」と述べ、首相らによる招待「枠」があったことを認めました。

 中止を発表したことは問題を認めたことを意味しますが、血税を使った公的行事をすでに私物化していた疑惑は免れません。また桜を見る会とセットで開催されてきた安倍首相後援会の「前夜祭」の開催問題など数々の疑惑も究明が必要です。首相自らが具体的に説明する責任があります。


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