2019年11月15日(金)
疑惑にフタ 許されない
野党追及チーム 「本部」に格上げ
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安倍晋三首相が来年の「桜を見る会」の中止を表明したことを受け、日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は14日、緊急の野党国対連絡会を行いました。野党は「中止表明で疑惑にフタは許されない」として、安倍首相主催の「桜を見る会」私物化疑惑の真相究明のための追及チームを「追及本部」(仮称)に格上げし野党の総力をあげることを決めました。また、衆参両院の予算委員会での集中審議を改めて与党に強く求めていくことを確認しました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は「総理に対する疑惑がますます深まった。『中止』で収束させようとしているが、徹底して追及する。総理の事務所、または総理本人でなければ答えられないことが多数出てくるのは明らかだ。改めて衆参両院での予算委員会の集中審議を強く求めていきたい」と強調しました。
安住氏は、首相主催「桜を見る会」追及チームの活動をさらにバージョンアップし、全野党議員へ参加を募り追及本部(仮称)を設置することを全野党の国対委員長が確認したと表明。山口県下関市の地元後援会の問題、ホテルでの「前夜祭」の問題、各省庁の招待者の推薦名簿の問題など、「それぞれキャップを決めて、野党が総力をあげて調査を行う」と述べました。